ハウススタジオを学ぶ

ハウススタジオ開設に伴う注意点

ハウススタジオを開設する場合には、注意すべき点がいくつかあります。
まず一般の住宅を利用するので、近隣への迷惑を考慮しなければなりません。
撮影には大勢のスタッフが集まりますし、器材も多く持ち込まれます。
その搬入の音や振動もありますし、撮影は早朝から深夜まで及ぶこともあります。
そのために時間的に迷惑をかけることにもなるので、どのように配慮するかが課題となります。
またハウススタジオは自然な雰囲気を求められることになるので、それぞれに特色を打ち出す必要があります。
そのために需要の幅も狭くなる課題を抱えています。
例えば北欧調のハウススタジオの場合には、そのような雰囲気での撮影需要しかありません。
需要に応じて家の雰囲気を変えることはできないからです。
そこで、どのような雰囲気で統一するのかが難しいと言えます。
他にも近場に駐車場を確保する必要があったり、あるいはゴミを放置されないように気を配るといった手間がかかります。

ハウススタジオの経営で必要なスタジオ機材＆費用の一覧

ハウススタジオを経営するためには撮影を行うためのスタジオ機材を揃えなければなりません。
内装は既に整っているハウススタジオの場合に最低限必要になるのがストロボ、ライト、カメラ、レフ板、バックロールです。
ストロボはおよそ8万円前後、ライトは１つあたり2万円程度がかかりますが、効果的な照明を行えるようにするには最低でも5つは準備し、1万円前後で買えるリングライトも用意しておく斧が無難でしょう。
レフ板は一枚6000円程度、バックロールも6000程度です。
バックロールについては数色準備しておいた方が撮影にバリエーションを生むことができます。
カメラについては数万円から十数万円のものまで幅広いので目的に応じて選ばなければなりません。
10万円前後のものを用意しておけば最低限の撮影は行えるでしょう。
これらを合わせると初期投資として必要になるのは25万円程度になります。
あくまでこれは最低限の機材を揃えるための費用なので実際にはもっとかかる可能性も考慮しておきましょう。